トップページ  >  インタビュー  >  ドクターインタビュー  >  北里大学医学部 泌尿器科 診療教授 吉田 一成先生

ドクターインタビュー


-----北里大学病院では、「腎移植懇談会」以外にも一般の方や患者さんなどに向けた移植に関する啓発活動を行っていらっしゃるのですか?



当院では、毎年10月の「腎移植懇談会」の他にも、毎年4月に行われる、相模原市民桜まつりの際に、臓器提供意思表示カードを配布したり、移植医療に関する情報提供を行ったりしています。毎年の活動の成果なのか、ドナーカードそのものや、脳死移植に関しての市民の方の認知はあがってきています。
また、不定期ではありますが、当院のレシピエント移植コーディネーター2名、医師2名で透析施設の勉強会に参加させて頂き、医療従事者、そして患者さんに対して移植医療に関する勉強会を実施しています。


-----以前も吉田先生には、腎移植とチーム医療に関してのお話を頂きましたが、 (腎移植とチーム医療、チームワークの稔り・腎移植)北里大学病院内でのチーム医療についてお聞かせください。


当院では、「移植医療支援室」が2006年より設置されており、移植医療に携わるスタッフ間の情報共有や連携強化を行っており、ドナー、レシピエントの双方に関わる立場の医療者が協働し、移植医療に関わる様々な共通の課題について、共に取り組む体制が出来ています。
また、当院の腎臓内科で実施している患者さん向けの腎臓病勉強会「そらまめ教室」においても、我々移植医が治療選択に関するお話をさせて頂く事もあります。
移植前のカンファレンスには、栄養士やソーシャルワーカー、薬剤師、心理療法士、精神科医、検査室のスタッフなど移植に関わるスタッフが参加するなど、チーム医療体制が整っておりますし、当院には認定レシピエント移植コーディネーターが2名おりますので、患者さんも安心して移植手術に臨んで頂ける体制が整っています。



-----患者会などもあるのですか?


 
患者会としては、「なごみの会」が、2004年に発足しました。
 当院で腎臓病治療に関わる方々(患者さんとそのご家族及び医療関係者)が交流をもち、悩みや相談、色々な楽しい情報をお互いに分かち合うことを目的として、年2回の集会や、年3回の会報誌の発刊、様々なイベントなどを行っています。 また、この会では腎移植を受けた患者さんがこれから腎移植を受けようとする患者さんと話す機会が作られています。
会報誌では、イベントの案内や活動報告等の他、レシピエントの方の体験談や、腎臓病や腎移植に関して知識を得て頂くための情報なども掲載されています。


-----神奈川県下の移植施設の連携、そして北里大学病院内の移植医療に関わるスタッフの連携と、まさにチームで移植医療を行っていらっしゃるのですね。


そうですね。このチームワークの良さは、神奈川県や当院の強みだと思っています。チーム医療である移植医療に関して、是非今回の市民公開講座にご参加頂き、より多くの一般市民の方や患者さんに理解を深めて頂ければと思っています。


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