トップページ  >  インタビュー  >  ドクターインタビュー  >  名古屋第二赤十字病院 移植外科 部長 渡井 至彦先生

ドクターインタビュー


-----名古屋第二赤十字病院の移植外科はどのようなチームでしょうか。

渡井先生
チーム員一人一人がそれぞれ自主性をもって、何が患者さんにとって良いことなのかを考えながら働いています。その結果、それぞれが高い専門性を発揮することによって、他の施設では難しいような移植手術にも対応できるようになっています。
また、全国の病院から、移植医療の勉強をしたいという医師を定期的に受け入れており、移植医療の教育機関としての側面もあります。


----移植外科の特長を教えてください。

当科の特長は、『移植医療に特化した専門家集団』ということになります。移植を専門とした移植内科医、移植外科医、泌尿器科医、腎臓内科医、コーディネーター、看護師、薬剤師、検査技師などがチームとなって一人の患者さんを診ることができる体制になっています。
また、移植後に妊娠出産を希望される方のための妊娠・出産外来を毎週実施しています。その他、ドナー外来も設けています。
さらに、献腎移植を待っている方向けの待機者外来も週2回実施しており、現在当院に登録している500名の患者さんを1年間通して順番に診察し、移植に備えていただいています。


----移植後の患者さんのフォローもかなりしっかりと行われている印象があるのですが、どのように行っていらっしゃるのですか。

移植患者定期検査チェックリスト
移植後の患者さんのフォローにおいては、全員に共通のチェックシートがあり、毎年心エコー・胸部写真・心電図のほか、便検査(年3回)、胸部CT(2年に1回)、腹部CT(2年に1回)、腹部エコー(2年に1回)、胃カメラ(2年に1回)などを1年間ですべて終わるように順次検査を実施し、移植後の患者さんの体調管理や異常の早期発見をしっかりと行っています。



----ここまでしっかりと計画的に、移植を待機されている患者さんや移植後の患者さんを管理されている病院は全国でも珍しいのではないでしょうか。

これは、やはり当科が『移植専門』チームだからできることなのだと思います。移植手術や通常の移植後外来と並行して、現在行っているような待機者外来や、(移植者のための)妊娠・出産外来、ドナー外来などを行うことは、全国的に見ても移植に特化したチームでないと難しいようです。当科が移植専門診療科であることの強みだと思っています。


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