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ドクターインタビュー

ピーエスクリニックにおける移植医療への取組み

-----昨年(2015年)、ピーエスクリニックに籍を移され、現在はどのような形で移植手術を行っているのですか。

ピーエスクリニックに、移植を希望される方が私を訪ねてこられた場合、まずしっかりと時間をかけて、移植についての説明をさせていただきます。その上で移植を希望された場合、移植前の検査は主に聖マリア病院で行い、検査で問題なければ聖マリア病院で移植手術を行います。

-----先生は九州大学病院在籍中から、沖縄や宮崎でも移植手術を行っていらっしゃいましたが、現在も各病院で手術を行われているのでしょうか。

北田先生

現在も、沖縄県の豊見城中央病院で月2回のペースで移植手術を行っており、今年(2016年)1月には3件、2月にも2件の手術を行いました。今年は、豊見城中央病院と聖マリア病院あわせて、30~40件の移植手術を行う予定です。

-----ピーエスクリニックでは、現在何名くらいの移植患者さんをフォローアップしているのですか。

現在、80名近くの患者さんのフォローアップを行っています。このクリニックは博多駅からも天神からも近い大変便利な場所にあるということもあり(地下鉄箱崎線 中洲川端駅から徒歩3分、呉服町駅から徒歩2分)、通院されている皆さんにも喜んでいただいています。

-----フォローアップ外来ではどのような検査を行っているのですか。また、こちらのクリニックにはどのような疾患の専門医がいらっしゃるのでしょうか。

血液検査・尿検査・免疫抑制薬の血中濃度測定はもちろんのこと、腹部・心臓の超音波(エコー)検査・3D 造影CT検査・消化管内視鏡検査(胃/大腸カメラ)なども行っています。移植後重要となってくる心血管系合併症に対する検査や、がんのスクリーニング検査も行える体制をとっています。
また、このクリニックには移植後のフォローアップをする上でとても重要な、循環器内科・糖尿病内科・放射線科の医師が常勤としていらっしゃいますので、私自身も安心して診療ができています。移植患者さんだけでなく、ドナーさんのフォローアップを行う上でも、大変よい環境が整っていると思います。

-----外来診察で特に重視しているポイントを教えてください。

拒絶反応や感染症が起きていないか? がんを発症していないか? 生活習慣病はないか?ということを中心に診ています。感染症は、対処に時間的な猶予がないことがあり得ますので、特に注意しています。
外来においては、待ち時間は極力少なく、必要な検査を迅速に行うようにしており、来院してから採血まで、そして結果が出るまでに要する時間が1時間以内で済むようにしています。せっかく移植して健康な方と変わらない日常生活を送られているのですから、外来受診の時間的な負担はできるだけ減らしたいと思っています。
また、クリニックということで、緊急時の対応に不安を感じている、という声を耳にすることもあります。確かに入院施設はないのですが、私ともう一人の常勤医である川浪が、24時間365日連絡を取れる体制をとっており、何か体の不調を感じることがあれば、すぐに我々に電話をもらうようにしていますので、安心していただきたいと思います。緊急の対応が必要と判断した場合は、我々が直接病状に応じた病院や、遠方の方にはお住まいの近くの病院に連絡をして、緊急時の対応の指示などを行っています。緊急時の対応ができない体制で移植外来はできませんので。


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