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MediPress編集部 コラム

  • 腎移植者のインフルエンザ対策

毎年冬から春にかけて流行する、季節性インフルエンザが心配な季節になってきました。

季節性インフルエンザの予防のポイントは「手洗い」「咳エチケット」「インフルエンザワクチンの予防接種」です。予防接種をすることにより、発症を完全に防ぐことはできないものの、かかってしまった場合にも、重症になるのを防ぐのに一定の効果が期待出来ます。

ワクチンは投与しても効くのは約2週間後のため、早めの接種が望まれます。
ただ、ワクチン接種したひとの場合、実際にインフルエンザにかかった場合必ずしも典型的な症状(高熱、関節痛、咳など)が出ないで、比較的弱めの症状が出て、37度台の発熱が続いたりすることがあります。

また、咽頭部のスワブ検査で陽性とならないこともしばしばです。陽性であれば間違いなく感染ありと考えて良いと思いますが、陰性の場合でも、かかっていないとは言い切れないのです。

疑わしい場合は検査が陰性であっても抗ウイルス薬の内服が有効なこともあります。
インフルエンザワクチンは、移植後1カ月から接種が可能です。
ただし、移植直後はワクチンを接種しても免疫抑制剤の量が多いためにワクチンによる抗体が作られないことが多く有効ではありません。このような場合はワクチンに頼らず、インフルエンザにかかったら治療薬を出来るだけ早めに使用しましょう。

大切なことは治療の開始が遅れないようにすることです。また、インフルエンザは症状がひどく、高熱により脱水になりやすいので、脱水があまりにひどいようであれば入院などの治療も必要となります。

ワクチン接種に関しては、事前に必ず主治医にご相談ください。

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