トップページ  >  移植コラム  >  MediPress編集部コラム  >  順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 先任准教授 辻村晃先生インタビュー

MediPress編集部 コラム

  • 順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 先任准教授 辻村晃先生インタビュー

    順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 先任准教授 辻村晃先生インタビュー

順天堂大学医学部附属浦安病院は、順天堂大学医学部附属の3番目の病院として、1984年に浦安市に設立されました。大学病院ではありますが、地域医療に重点を置いており、毎日約2000名の患者さんが外来を受診されています。現在、新たに3号館を建設しており(平成29年完成予定)、完成後はさらに132床が増床され、785床の病院になる予定です。
2015年4月には同院で初となる生体腎移植手術が行われ、現在までに3例の生体腎移植手術を実施されました。順天堂大学医学部附属浦安病院における腎移植医療の今後の展開について、泌尿器科 先任准教授の辻村晃先生にお聞きしました。



-辻村先生は昨年12月に大阪大学医学部泌尿器科よりこちらの病院に赴任されたとのことですが、今年4月の生体腎移植手術に向けてどのような準備を進めてこられたのでしょうか。

辻村先生:
昨年末に赴任後、準備期間は数カ月しかありませんでしたが、院内の各部門との折衝や、関連する部門向けの腎移植の勉強会や倫理委員会の開催、新たな機械や器具の購入、手術枠の調整など、スピード感をもって確実に準備を進めました。


-新たに腎移植手術を開始されるということで、院内の関心も高かったのではないでしょうか。

辻村先生:
そうですね。移植手術に向けて、院内の看護師さんを対象とした勉強会を開催したのですが、用意した50名くらいが収容できる会議室に、病棟、ICU、救命救急センターの看護師さんなど、150名もの方が集まりましたので、皆さんの腎移植への関心の高さをとても感じました。


-そして4月に初の生体腎移植手術を実施されたわけですが、1例目の移植手術はどのような体制で行われたのでしょうか。

辻村先生:
当院の泌尿器科には、年間100例近くの腎移植手術を行っている東京女子医科大学病院泌尿器科から野崎先生が来られましたので、1例目の移植手術は、当院の泌尿器科教授をはじめ、野崎先生や泌尿器科のメンバーと、東京女子医大泌尿器科より2名の先生にもお越しいただき、万全の体制で臨みました。


-無事1例目の腎移植手術が成功し、現在までに何例の移植手術が行われたのでしょうか。

辻村先生

辻村先生:
4月に1例目を行い、5月、6月にそれぞれ1例の腎移植手術を行いました。


-現在はどのような体制で手術を行っているのでしょうか。

辻村先生:
現在は、私と野崎先生と、東京女子医大泌尿器科から1名の先生に来ていただき手術を行っています。また術前の検査なども東京女子医科大学病院と緊密に連携して行わせていただいております。今後も東京女子医大とうまく連携して、より確実に進めていきたいと思っています。


-手術後の管理に関してはどのように行っているのでしょうか。

辻村先生:
術後管理に関しては、当院の泌尿器科の先生に東京女子医大泌尿器科で1カ月間、実際に腎移植をされた患者さんの術後管理を学んできてもらいましたので、その先生を中心に行っています。
また、腎移植手術を開始する前には、当院の看護師さんに、野崎先生が関連病院で腎移植手術を行う際に一緒に行ってもらい、実際の手術を見て学んでいただくなどの準備も行いました。


-今後はどのくらいのペースで腎移植手術を行っていく予定でしょうか。

辻村先生:
4、5、6月と月1件のペースで行い、7月~9月はスタッフの夏休みなどもありましたので一旦止めていたのですが、10月からまた再開する予定です。今後もしばらくは月1件のペースで行っていく予定です。
現在新たに3号館を建設中(平成29年完成予定)なので、それが完成すれば病床数も800床近くになり、手術室も増え、現在よりも腎移植数も増やせると思います。


-2年後くらいには月2、3件のペースで腎移植手術が行われる可能性があるということですね。
それでは最後に、現在腎移植をお考えの方やそのご家族にメッセージをいただけますでしょうか。

辻村先生:
現在透析をされていて日常生活などに制限を感じていらっしゃる方で、今後の人生を考えQOLをあげたいと思う方がいらっしゃれば、いつでも相談に乗りたいと思っていますので、ぜひ当院の泌尿器科にご連絡ください。当院では何事も慎重に確実に進めますので、安心してご相談いただければと思っております。


順天堂大学医学部附属浦安病院

順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿科ホームページ


お気に入り記事に登録

MediPress編集部 過去のコラム

この記事を見た人が読んでいるのは