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レシピエントインタビュー

熊本赤十字病院レシピエントインタビュー Vol.1

山下静代さん × 熊本赤十字病院 川端知晶先生

新たな腎臓とのスタート

移植手術を終えた時のことは覚えていますか。

山下さん
麻酔から覚めた瞬間のことが一番印象に残っています。麻酔から覚める前、私は阿蘇山の奥底にいるような感じで、出口が無くもがいていました。すると突然、バーン!と爆発して明るくなり、その瞬間、外科の山永先生から、「山下さん、大丈夫ですか?」と声をかけられたのです。「あら、先生」という感じでした(笑)。先生の後ろに家族がいるのが見えました。
麻酔から覚めた後は、無事に終わった安堵感と、主人や先生方への感謝の気持ちで一杯でした。主人からもらった腎臓が、私の体の中で頑張ってくれている感覚がありました。

術後の痛みはありましたか。

山下さん
痛かったですが、我慢できる程度の痛みでした。術後ICUにいた時、私が痛み止めをもらわないので、看護師さんたちは、「山下さん、すごい!」と言っていましたね(笑)。痛みは我慢できましたが、病棟に戻り尿管が抜けた後に、何度も排尿しなければならなかったことはとてもつらかったです。1日目は20分おきくらいに排尿しなければならなかったので、夜もほとんど眠れませんでした。

術後の頻回の排尿は、どのくらい続くのですか。

坂本コーディネーター

坂本コーディネーター
尿管が抜けてから2~3日続く人もいます。点滴は4日間しかしませんので、それ以降は口からたくさん飲んで、排尿してもらうようにしています。


川端先生
術後は吻合部に負担がかからないように、1回の排尿量を少なくして、こまめに排尿してもらうようにしています。最初の日は15~20分おきくらいに排尿してもらい、少しずつ間隔をあけていき、2~3日後には、大体2~3時間ごとの排尿になります。術後はそれが一番つらいという方が多いです。

手術後、ご主人とはどのくらいで会えましたか。

山下さん
数日後に会いました。それまでは、「おかげさまで元気しとります。ありがとう。」などと携帯でやり取りしていました。

その後の経過はどうでしたか。

山下さん
主人も私も順調で、主人は術後1週間で、私は術後3週間で退院しました。
退院後も順調だったのですが、昨年、帯状疱疹にかかってしまい、刺さるような痛みで夜も眠れず大変でした。手術後の痛みよりもつらかったです。それ以外は特に問題なく元気に過ごしています。


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レシピエントインタビュー【夫婦間】