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レシピエントインタビュー

熊本赤十字病院レシピエントインタビュー Vol.1

山下静代さん × 熊本赤十字病院 川端知晶先生

有限を意識して

現在の通院頻度はどのくらいですか。

山下さん
5~6週間に1回です。

こちらの病院では、移植後のフォローアップ外来の頻度は一般的にどのくらいですか。

坂本コーディネーター
術後3カ月までは1週間に1回、3~6カ月は2週間に1回、6~9カ月は3週間に1回で、その後は患者さんによっても異なりますが、1~1カ月半に1回くらいの通院頻度になります。

移植後の日常生活では、特にどのようなことに気を付けて生活していますか。

山下さん
いずれは腎臓がだめになる日が来ることを覚悟しているので、できるだけ長くもたせるために、薬の飲み忘れが無いようにする、水を1日2L飲む、適度な運動をする、血圧が高くならないように塩分の取り過ぎに気を付ける、栄養バランスの取れた食事を取る、体重が増えないように注意するなど、自己管理を徹底しています。

薬はどのような方法で飲み忘れを防いでいますか。

山下さん
毎日決められた時間に服用する免疫抑制薬は、他の薬と一緒に朝、夕と分けて1日分をケースに入れ、服用後の薬の殻は取っておいて、飲み忘れが無いことを確認してから夜捨てるようにしています。
熊本地震の際には自宅に予備の薬を置いていなかったので、それ以来、必ず1週間分くらいの予備の薬を持つようにしています。

血圧や体重管理のために、どのようなことをしていますか。

山下さん
食事に気を付け、毎日体を動かすようにしています。
食事に関しては、入院中の食事がとても参考になり、これまでの味付けが少し濃かったことに気が付きました。今は野菜をたくさん使った薄味の食事を作るようにしています。主人はたまに、「味が薄い」と言ったりしますが、「薄味に慣れておくと、腎臓が長持ちするよ」と言っています。
運動に関しては、近所の公園に主人と行って、毎日最低3,000歩は歩くようにしています。体を動かすととても調子が良いです。
血圧と体重は、毎朝測ってノートに記録し、その日の体調や出来事なども書いています。

坂本さんは、フォローアップ外来ではどのような点に注意してみていらっしゃいますか。

坂本コーディネーター
患者さんの内服管理(服薬アドヒアランス)や排尿管理、飲水管理、運動、食事の内容を、特に注意してみています。血液検査のデータで気になるところがあれば、先生の診察の前に患者さんにお話をお聞きし、その内容を先生にお伝えして、診察後にフォローアップするようにしています。


川端先生
坂本さんはじめ移植コーディネーターの方が、「少し元気がなさそうだ」とか、「こんな出来事があったようだ」など、患者さんの様子を診察前に教えてくれるので、診察時に気になるところを重点的に聞くことができます。

移植後、新たに始めたことはありますか。

山下さん
私はお花が大好きなのですが、移植前は体がだるくてやる気が起きず、花いじりを休んでいました。移植後は体力も気力も満ちて、庭に四季折々の花を植え、大好きなガーデニングを楽しんでいます。

四季折々の花を植えて


移植をして一番良かったこと、うれしかったことはどのようなことですか。

山下さん
普通に生活を送り、普通に食事を取れる毎日がとても幸せです。
移植後は、夫婦で毎年2~3回は旅行に出掛けています。私は新幹線が大好きなので、主人が旅行の予定を組んでくれて、新幹線でいろいろな所に連れていってくれます。昨年は京都に3泊4日で行きました。京都では1日16,000歩くらい歩きましたが、きついと感じることはありませんでした。主人は私がとても元気が良いので驚いていましたね。もみじの名所の東福寺、永観堂、高台寺はとてもきれいで、楽しい京都旅行でした。

移植後の旅行にて


また、移植する前は体調が悪く、孫の世話もできないと思っていたのですが、移植後は、「ばぁば!」と慕ってくれる孫の世話ができるようになり、本当に幸せです。

お孫さんとご主人と一緒に


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レシピエントインタビュー【夫婦間】