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2011年も残すところあとわずかとなりました。今年は皆さんにとってどんな1年だったでしょうか?
MediPress編集部では2011年の「腎移植」関連のニュースをいくつかピックアップし、今年1年を振り返ってみたいと思います。
今年は臓器売買などの暗いニュースがマスコミに取り上げられる事もありましたが、昨年の改正臓器移植法の施行以降、「家族の承諾による臓器提供」や、「親族優先の臓器提供」などの臓器移植関連の話題も多く取り上げられておりました。
また、震災に関連したニュースや、腎移植レシピエントの登録条件緩和のニュースなどがありました。
「改正臓器移植法」関連のニュース
◆県内初の書面なし臓器提供 福井大病院で摘出手術 2011.01.03
日本臓器移植ネットワークは2日、福井大付属病院に入院中の20歳代の女性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、臓器を提供したと発表した。昨年7月の改正法施行後、本人の意思が書面で残されておらず、家族の承諾だけで提供されるのは29例目。脳死の人からの臓器提供は1997年の臓器移植法施行後116例目で、県内で初めて。
asahi.comより抜粋
◆家族承諾で30例目の脳死判定後臓器提供 札幌 旭川医大病院 2011.01.14
日本臓器移植ネットワークは13日、旭川医科大病院(北海道旭川市)に入院中の50代の男性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判断され、臓器提供の手続きに入ったと発表した。昨年の7月の改正法施行後、本人の意思が書面で残されておらず、家族の承諾だけで提供されるのは30例目。
肝臓と片方の腎臓は北海道大病院でそれぞれ50代女性と30代男性に、もう片方の腎臓は札幌市立札幌病院で50代男性に移植。心臓、肺、膵臓(すいぞう)、小腸の移植は医学的理由で断念された。
asahi.comより抜粋
◆「親族優先」で腎臓提供、心停止後の40代女性から20代の娘へ 角膜以外の臓器で初の適用 2011.05.07
日本臓器移植ネットワークは7日、刈谷豊田総合病院(愛知県)で脳血管障害で死亡した40代の女性から、20代の長女に腎臓が提供されることになったと発表した。昨年1月に施行された改正臓器移植法で新設された「親族優先提供」で角膜以外で初の適用例となる。女性は22年11月、臓器提供意思表示カードへ、脳死後および心停止後の臓器提供に同意すると意思表示。腎臓以外の臓器は提供しない旨の意思も示されており、特記欄には「親族優先」と記されていた。
産経ニュースより抜粋
◆脳死腎移植が無事終了/香川県内で2例目 2011.08.09
香川県内で2例目となる脳死臓器移植として、40歳男性への腎臓移植が8日、高松市番町の高松赤十字病院で行われた。
四国新聞社より抜粋
「震災」関連のニュース
◆透析患者さんへの対応、被災された腎移植患者さんの事例 2011.03.24
東邦大学大森病院腎センター 相川厚教授の東洋経済社のインタビュー記事をご紹介します。
相川教授によると、震災後、仙台地区で透析治療をしている病院では平常時の患者以外にも、避難所などからの患者受け入れが発生し、ベッド不足に陥り、通常4時間かけて行う透析を2時間半や3時間に短縮して対応していたとのことです。
また、腎移植をしている病院は限られているため、今回の震災のような緊急時に免疫抑制剤が切れた場合には入手が非常に困難になる事を懸念されています。日頃から外出時には数日分の免疫抑制剤を持ち歩く、自宅や会社など数か所に保管するなどの対策が必要です。
東洋経済より抜粋
「薬剤」関連のニュース
◆「サーティカン®」効能追加の承認申請 腎移植における拒絶反応の抑制 2011.02.25
「サーティカン」は、既存の免疫抑制剤であるカルシニューリン阻害剤と併用することで、拒絶反応を増加させることなく、カルシニューリン阻害剤の投与量を従来よりも減量することができ、その結果、既存薬の副作用を軽減、あるいは回避することができるため、これからの腎移植医療において重要な治療選択肢になるものと期待されています。
「サーティカン」は、世界85カ国以上で承認されており、日本では、2007年1月に「心移植における拒絶反応の抑制」を適応症として承認されています(2011年2月時点)。また、「サーティカン」の成分であるエベロリムスは、抗悪性腫瘍薬として、2010年1月に「アフィニトール®錠」の販売名で、「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」を適応症として国内で承認されています。
その他の「腎移植」関連のニュース
◆夫婦間の腎移植、3例成功 兵庫県西宮病院、国際学会で報告へ 2011.09.02
夫から妻への生体腎移植で、特有の拒絶反応が生じることに対し、兵庫県立西宮病院腎疾患総合医療センター(西宮市)が、拒絶反応を回避するために免疫抑制処置を行ったうえで移植する手術に3例連続で成功したことが1日、分かった。拒絶反応は、出産を経験した妻の体内に、夫に対する強い抗体が残るのが原因。成功例が3例続いたケースは珍しく、アジア移植学会で報告される。
産経ニュースより抜粋
◆透析予定患者にも脳死腎移植の機会 移植関係学会が決定 2011.09.06
移植関係学会合同委員会が6日開かれ、脳死下での腎臓移植を受ける患者の対象について、1年以内に透析を受けることが見込まれる腎不全患者にも拡大することを決めた。
asahi.comより抜粋
◆献腎移植の理解深めて 京橋などで街頭活動 大阪 2011.10.03
大阪腎臓病患者協議会と大阪腎臓バンクが2日、大阪市城東区の京橋駅前など府下6か所で腎臓移植普及推進街頭キャンペーンを行い、啓発リーフレットや臓器提供意思表示カードなどを道行く人に配り、腎臓移植への理解を訴えた。
全国の腎不全による透析患者は平成20年末現在で28万人を超え、1年で約1万人増加しているとされるが、腎不全の唯一の根治療法である腎臓移植のこれまでの国内実績は約1万8千件で1年間では約千件。このうち心停止後の移植(献腎)は180件前後にとどまっている。
産経ニュースより抜粋
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