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レシピエントインタビュー

白水 広美さん
移植種類: 生体腎移植
お名前: 白水 広美さん
ドナー: お父様
移植後: 約3年(取材時)
病院: 九州大学病院
ドクター: 北田先生
取材日: 2013/09/17

九州大学病院レシピエントインタビュー

家族揃って満面の笑みで

 九州大学病院 レシピエントインタビュー第6回目は、約3年前にお父様がドナーとなり生体移植手術を受けられた、白水広美さんです。
 保存期療法を行っていた頃のお話や移植に至るまでのお話、移植後元気に充実した生活をしていらっしゃる現在の様子など様々なお話を、ご本人やご主人、ドナーとなられたお父様からお聞きすることが出来ました。

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移植医療と出会うまで

白水さんは子供の頃に慢性糸球体腎炎と診断されたとの事ですが、その頃はどの様な生活でしたか?

白水さん
 小学校6年生の時に慢性糸球体腎炎と診断され運動が制限されるようになったので、体育や遠足などには参加できませんでしたが、 中学生になってからはどうしてもやりたかったソフトボールを始め、3年生の時には中体連の全国大会にまで行くことが出来ました。 当時は母が遠方まで買いに行ってくれた腎臓に効くという漢方薬などを飲んでいたのですが、とても苦い薬だったので、学校では飲まずにひそかに捨てたりしていましたね。

その後腎不全の症状が出始めたのはいつ頃だったのでしょうか?

白水さん
 30歳の時に、体調が悪かったため病院に行くと、インフルエンザと診断されました。 帰宅後自宅で寝ていたのですが、家族がドスンという音を聞いて私の様子を見に来ると、痙攣を起こして泡を吹いて倒れていたそうです。 運ばれた先の病院で既に腎臓がかなり悪い状態になっていることが分かり、もう子供は産まない方がいいと言われました。
 その後別の病院でステロイドパルス療法を受けましたが、特に大きな効果はなく、精神的にも非常に落ち込んだことを覚えています。

それから移植までの約10年間は、どの様な治療をしていたのですか?

白水さん
 病院には月に1回通い、重曹やステロイド、血圧降下剤などの薬を飲んでいました。
 食事に関しては、悪くなる時にはなるのだろうから、それまでは好きなようにしようと思い、塩分制限以外は特に大きな制限はしていませんでした。

ご主人から見て奥様の病状はいかがでしたか?

ご主人
 クレアチニンが4㎎/dlくらいになるまでは普通と全く変わらない生活でしたが、移植する前年の後半くらいからはいきなり体調が悪くなり、二階に上がるのもしんどそうでした。


移植医療との出会い

透析導入に関しては病院から言われていたのですか?

白水さん
 小学生の時からいずれは透析になるだろうと言われていました。そして2009年10月、当時通院していた病院で「来年には透析を開始しましょう」と言われました。夫に相談したところ、「移植を考えてみては?」と言われ、それから2人で移植について調べ始めました。

ご主人は、透析や移植に関しての情報はどの様にして知ったのですか?

ご主人
 透析に関しては、仕事で透析施設に行くことがありましたので、どの様な治療なのかという認識はありました。
 移植に関しては、妻の病状が悪くなった年に、たまたま新聞で夫婦間でも移植が出来るという事を知りました。また、仕事柄役所に行くこともあるのですが、そこに、透析にかかる医療費と移植の場合の医療費を比較した上で移植を推進する内容のポスターが貼ってあった事も移植を知るきっかけとなりました。

移植について調べた上で、最終的に移植手術を受けることを決めた理由を教えて頂けますか?

白水さん
 当時入院していた病院では、親がドナーとなる場合でも、年齢は65歳くらいまで と言われていたので、70歳くらいだった父がドナーになるのは難しいだろうと考えていました。そうなると私の夫もドナーになるのは自分しかいないと考えたようで、「僕の腎臓をあげるよ」と言ってくれました。最初は夫からもらうのは嫌だったのですが、二人で色々な話をして考えていく中で、この先も一緒に年を取り、共通の趣味のバイクなどをずっと一緒に続けていきたいと思ったことから移植手術を受けることを決めました。

ご主人は何故ドナーになろうと思ったのですか?

ご主人
ご主人
 当時私は45歳くらいでしたので、働くとしてもあと20年だなと思い、その間健康でいられればいいし、この先も妻と一緒に年を取っていきたいと思ったからです。また先輩で、腎臓癌で腎臓を1つ取った方が普通に生活しているのを見て、ドナーになっても大丈夫だろうと思っていました。


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レシピエントインタビュー【親子間】