昭和医科大学病院

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昭和医科大学病院 腎移植センター インタビュー

昭和医科大学病院は、日本において早期に腎移植を開始した施設の1つであり、1960年代から50年以上にわたり実績を積み重ねてきました。日本臓器移植ネットワークの指定移植施設として、生体腎移植・献腎移植を含むあらゆる症例に対応しており、2020年4月には「腎移植センター」が開設され、より専門的な診療が行われています。
腎移植センターの吉武理先生(センター長)、加藤容二郎先生、松本典子コーディネーターに、昭和医科大学病院の腎移植医療の特色についてお聞きしました。 (取材日:2025年12月16日)

2020年 腎移植センター開設へ

吉武先生はいつ頃からこちらの病院で腎移植に携わっていらっしゃるのですか。

吉武先生:
私が当院に入職したのは2001年で、最初の腎移植症例を担当したのが2002年の1月です。当時は現在ほど症例数が多くありませんでしたが、そこから少しずつ実績を積み上げてきました。

腎移植センターはどのような経緯で開設されたのですか。

吉武先生:
腎疾患治療の高度化と専門化を背景に、外科や腎臓内科、泌尿器科などの専門チームが連携し、包括的な診療を提供する組織が必要だと考え、2020年に開設されました。

腎移植センターでは、どのような体制で診療が行われていますか。

吉武理先生

吉武 理先生

吉武先生:
当センターは、移植コーディネーターと外科医(移植専門医)を中心に、腎臓内科医、泌尿器科医が、腎移植に特化した専門チームとして、腎移植の相談から手術、入院、移植後のフォローアップまでを診ています。内科と外科が密接に連携した「専門チームによる統合的診療」が特徴です。私たち外科医が、腎臓内科医や泌尿器科医といつでも相談できる環境ですので、合併症がある場合などには連携して治療を行っています。

合併症のある患者さんでも、複数の科を受診しなくてもいいということですね。

吉武先生:
その通りです。腎移植は外科だけ、内科だけでは完結しません。「すぐそばに腎臓内科医や泌尿器科医が居て、必要なときに一緒に診ることができる」これは当センターの強みです。

腎移植の外来は、関連病院でも開設されているのですか。

吉武先生:
はい。当院での外来診療の他、昭和医科大学の附属病院である昭和医科大学藤が丘病院 、昭和医科大学横浜市北部病院、昭和医科大学江東豊洲病院でも、腎移植外来を開設しており、各附属病院や関連施設を受診されている患者さんが、初診から移植後のフォローアップまで通院しやすい環境を整えています。

「難しい症例にも挑む」-病院全体で支える腎移植-

腎移植センターにおける腎移植の特徴についてお聞かせください。

加藤先生

加藤 容二郎先生

加藤先生:
当センターの腎移植の特徴としては、手術が難しい症例にも、院内の力を結集して挑む点があげられると思います。例えば、患者さんの血管の状態が悪く、通常の方法では行えないような難易度が高い腎移植手術でも、複数チーム合同で手術計画を組むことで、安全に腎移植を行っております。そのような「病院全体で支える移植」は、当センターの強みの1つだと思います。これまでも数多くのハイリスク症例に取り組み、着実に成功へと導いてきましたので、「自分には移植は難しいかもしれない…」そう考えている方も、ぜひ一度ご相談ください。

腎移植を希望する患者さんに年齢などの制限を設けていますか。

吉武先生:
年齢については一律の上限を設けていません。実際に80代で移植された患者さんもいらっしゃいます。ただ、患者さんによっては認知機能の問題で、服薬管理、通院の継続に支援が必要な場合があります。そのような患者さんでも、支えてくれるご家族がいらっしゃれば、移植を検討できる場合があります。当センターでは一人ひとりの患者さんを丁寧に診ていますので、移植希望がある場合は、まずはご相談いただければと思います。

移植を検討している方が、よく誤解されていることはありますか。

加藤先生:
「外来を受診したら、すぐ移植ができる」と思っている患者さんが多いですね。実際には、検査をして移植が可能か評価した上で、移植の準備(前処置など)を始めるため、一定の期間が必要です。患者さんの状態によって、急いで移植が必要な際には、初診から1カ月程度で移植ができることもありますが、通常は初診から3カ月程度必要になります。また、ご提供者の方や患者さんの状態によっては、腎移植ができないこともあります。

移植を検討されている患者さんとそのご家族に向けて

移植を希望する場合は、どのように相談すればいいのでしょうか。

松本コーディネーター

松本 典子コーディネーター

松本コーディネーター:
クリニックやかかりつけ医から紹介状を書いていただき、当院の診療予約(03-3784-8419)に電話の上、受診予約をしてください。
当センターでは、一人ひとりの患者さんに直接ご説明し、十分にご理解いただけるよう努めていますので、お気軽にご相談、受診していただければと思います。

先生方から患者さんへのメッセージをお願いします。

加藤先生:
通院中の患者さんより、当院は受付も含めて「明るい」「とても話しやすい」と言っていただけることが多いです。移植後も長いお付き合いをすることになりますので、医療の質だけでなく、相談のしやすさも大事だと思います。腎移植を検討されている方はぜひお気軽にご相談ください。

腎移植センター

吉武先生:
腎移植は、血液透析や腹膜透析と並ぶ末期腎不全治療の大切な選択肢の1つです。当センターでは、患者さんの全身状態、合併症、生活背景(サポートしてくれるご家族の有無など)を含めて、その方にとって一番よい選択肢は何かを一緒に考えます。不安や疑問がある方は、まずは「相談」からで構いません。私たちのチームが、できるだけ分かりやすく整理しながらご説明させていただきます。

移植件数

腎移植センター開設年からの腎移植件数

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
生体腎移植 9 12 15 14 20 23
献腎移植 1 0 1 0 2 3
合計 10 12 16 14 22 26

当院における腎移植件数の推移

件数

移植チーム紹介

移植チーム 写真

腎移植センター 医師

  • 吉武 理
  • 加藤 容二郎
  • 腎臓内科医※
  • 泌尿器科医※
  • ※ローテーション体制

院内レシピエントコーディネーター

  • 松本 典子

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