くすり事典

くすり事典

腎移植後には、免疫抑制薬を中心とした、いくつかの薬剤の服用が必要となります。ここでは、腎移植前後に服用する可能性のある薬剤を、その作用・効果に分けてご紹介します。

感染予防、治療薬

フロリードゲル

一般名
ミコナゾール
製薬会社
持田製薬株式会社
この薬の作用
カンジダ菌(カビの一種)の増殖を阻害することにより、抗菌作用を示します。
この薬の効果
通常、口腔カンジダ症や食道カンジダ症の治療に用いられます。
この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、吐き気・嘔吐、口腔内疼痛、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
次のような方は使う前に必ず医師と薬剤師に伝えてください
    ・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
    ・妊娠または授乳中。
    ・他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
併用禁忌
    併用禁忌:飲み合わせの悪い薬です。併用した場合、作用の減弱、副作用の増強などを引き起こすおそれがあります。
    ・ワルファリンカリウム(ワーファリン)
    ・ピモジド(オーラップ)
    ・キニジン(硫酸キニジン)
    ・トリアゾラム(ハルシオン)
    ・シンバスタチン(リポバス)
    ・アゼルニジピン(カルブロック、レザルタス配合錠)
    ・ニソルジピン(バイミカード)
    ・ブロナンセリン(ロナセン)
    ・エルゴタミン酒石酸塩(クリアミン配合錠 等)
    ・ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩(ジヒデルゴット等)
    ・リバーロキサバン(イグザレルト)
    ・アスナプレビル(スンベプラ、ジメンシー配合錠)
    ・ロミタピドメシル酸塩(ジャクスタピッド)


    参考:フロリードゲル経口用2% くすりのしおり(2018年7月作成)
       フロリードゲル経口用2% 添付文書(2017年10月改訂)



    <監修>
    北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。

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