くすり事典

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腎移植後には、免疫抑制薬を中心とした、いくつかの薬剤の服用が必要となります。ここでは、腎移植前後に服用する可能性のある薬剤を、その作用・効果に分けてご紹介します。

糖尿病治療薬

SGLT2阻害薬

商品名
【先発医薬品】スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス など
この薬の作用

腎臓で糖を再吸収するタンパク(SGLT2)を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。
※SGLTは、体内でグルコース(ブドウ糖)やナトリウムなどを細胞内に取り込む役割を担っている「共輸送体」というタンパクの一種

腎移植後の糖尿病については、ドクターコラム「腎移植後の糖尿病の治療はどうすればいいですか?」も参照ください。

この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、低血糖症状、寒気、ふるえ、発熱、わき腹や腰の痛み、多尿、頻尿、脱水などが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。


参考:今日の治療薬2019


<監修>
北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。

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