くすり事典

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腎移植後には、免疫抑制薬を中心とした、いくつかの薬剤の服用が必要となります。ここでは、腎移植前後に服用する可能性のある薬剤を、その作用・効果に分けてご紹介します。

高尿酸血症治療薬

尿酸生成抑制薬

商品名
【先発医薬品】ザイロリック、フェブリク、トピロリック、ウリアデック など
【後発医薬品】アノプロリン、アロプリノール、サロベール、ノイファン など
この薬の作用

・体内で尿酸を作る酵素の働きを抑え、血液中の尿酸の量を低下させます。
・アロプリノール(ザイロリック、サロベール、アノプロリン)は、腎機能障害のある患者では減量します。

腎移植後の尿酸値については、ドクターコラム「尿酸(UA):腎移植後の管理で重要な検査値解説」も参照ください。

この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、発疹、かゆみ、関節痛、貧血、紫斑、リンパ節症、腎機能異常、食欲不振、胃部不快感、軟便、下痢、全身倦怠感、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。


参考:今日の治療薬2019


<監修>
北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。

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