くすり事典

くすり事典

腎移植後には、免疫抑制薬を中心とした、いくつかの薬剤の服用が必要となります。ここでは、腎移植前後に服用する可能性のある薬剤を、その作用・効果に分けてご紹介します。

脂質異常症治療薬

フィブラート系薬

商品名
【先発医薬品】ベザトールSR、リピディル、トラコイア、クロフィブラート「ツルハラ」、リポクリン など
【後発医薬品】ベザフィブラートSR、フェノフィブラートカプセル など
この薬の作用

・肝臓でのコレステロールの合成阻害作用や、トリグリセライド(中性脂肪)の分解促進作用などにより、血液中のLDL‐コレステロール(悪玉コレステロール)やトリグリセライドを低下させ、HDL‐コレステロール(善玉コレステロール)を増加させます。
・血清クレアチニン値が2.5mg/dL以上又はクレアチニンクリアランスが40mL/min未満の腎機能障害のある患者は、禁忌です。

腎移植後のLDL‐コレステロール、HDL‐コレステロール値については、ドクターコラム「LDL‐コレステロール、HDL‐コレステロール:腎移植後の管理で重要な検査値解説」も参照ください。

この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、胃部不快感、吐き気、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみ、蕁麻疹、多形紅斑、脱毛、光線過敏症、黄疸、全身倦怠感、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。


参考:今日の治療薬2019


<監修>
北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。

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