くすり事典

くすり事典

腎移植後には、免疫抑制薬を中心とした、いくつかの薬剤の服用が必要となります。ここでは、腎移植前後に服用する可能性のある薬剤を、その作用・効果に分けてご紹介します。

脂質異常症治療薬

EPA製剤

商品名
【先発医薬品】エパデール、エパデールS、ロトリガ など
【後発医薬品】イコサペント酸エチル、エパキャップ、エパラ、ソルミラン など
この薬の作用

血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)を低下させます。血液の固まりができるのを防いだり、血管の壁に付着したりするのを抑えます。血管の弾力性を保ちます。

腎移植後のLDL‐コレステロール、HDL‐コレステロール値については、ドクターコラム「LDL‐コレステロール、HDL‐コレステロール:腎移植後の管理で重要な検査値解説」も参照ください。

この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、発疹、かゆみ、貧血、悪心、腹部不快感、下痢、腹痛、胸やけなどが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。


参考:今日の治療薬2019


<監修>
北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。

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