免疫抑制薬(内服薬)
プレドニン
- 一般名
- プレドニゾロン
- 製薬会社
- 塩野義製薬株式会社
- この薬の作用
- 合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用のほか、広範囲にわたる代謝作用を示します。
- この薬の効果
通常、内科・小児科、外科などの各科のさまざまな病気の治療に用いられます。ただし、病気の原因そのものを治す薬ではありません。
※急な服用中止は症状の増悪をまねくことがあります。医師の指示に従って減量及び中止をしてください。
- この薬の主な副作用・使用上の注意点
主な副作用として、満月様顔貌、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、また上記以外でも気になる症状が出た場合は、担当の医師または薬剤師に相談してください。
※薬には効果だけでなく副作用があります。医師は薬の有効性を最大限に生かし、副作用を最小限にとどめるように用法・用量を調節しています。勝手に服用をやめたり、服用量を減らしたりすると、薬の有効性と副作用のバランスをくずすおそれがあります。必ず医師の指示に従って服用してください。 気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 次のような方は使う前に必ず医師と薬剤師に伝えてください
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・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、電解質異常、血栓症がある。最近内臓手術を受けた。急性心筋梗塞を起こしたことがある。
・妊娠または授乳中。
・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
- 生活上の注意点
- ・水疱瘡またははしかに感染しないように注意し、感染が疑われる場合は直ちに受診してください。
・授乳中の方は、この薬を飲んでいる間は授乳を避けてください。
参考:プレドニン錠5mgくすりのしおり(2014年8月改訂)
<監修>
北里大学病院 薬剤部 小林 昌宏先生
薬の服用内容は、患者さん各々の状態によって異なりますので、必ず担当の医師または薬剤師の指示に従ってください。