移植後は、大切な腎臓を守るためにも、腎移植後の定期通院以外にも、EBウイルス・BKウイルスの検査も定期的に受けることをお勧めしています。

BKウイルスは腎臓について腎炎を起こすことが知られています。一旦、腎炎になってしまうと治癒は困難になり、移植腎の廃絶の可能性も高まります。
また、EBウイルスは、悪性リンパ腫を起こすことが知られており、検査でウイルスの増殖の程度を測定することで、病気を早い段階で防ぐことが重要です。

検査は、施設によっては自費となることもありますが、私の患者さんには、それぞれ、移植導入期の方は1~2カ月に1回、移植維持期の方は1年に1回程度の検査をお勧めしています。