「腎移植前後の患者さんが抱く基本的な疑問」について、KDIGO(Kidney Disease:Improving Global Outcome(国際腎臓病予後改善機構)) が作成した国際腎臓病ガイドラインの視点から東京女子医科大学の田邉一成先生にご解説頂く"患者さんの疑問”解決 シリーズ。

第11回目の今回は『水痘帯状疱疹ウィルス感染になった場合、治療を受けるに際して注意することはありますか?』というご質問に対してご回答、ご解説頂きました。

【質問11】水痘帯状疱疹ウィルス感染になった場合、治療を受けるに際して注意することはありますか?

【回答・解説】
水痘帯状疱疹は水痘ウイルスにより引き起こされますが、水痘の初感染は(生まれて初めてかかる場合)非常に危険です。ただちに入院の上、強力な抗ウイルス剤による治療が必要となります。
帯状疱疹の場合は水痘ウイルスの初感染ではなく再活性化ですので重症にはならないことが多いのですが、可能な限り早期の治療が望まれます。

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