感謝とメッセージ
熊本赤十字病院の先生やスタッフの方々にお伝えしたいことはありますか。
原さん：
こちらの病院の先生、スタッフの方々は、腎不全の治療法について本当に1つ1つ丁寧に説明してくださり、私たち家族の話を細かいところまで聞いてくださいました。また、考える時間もたくさん頂きましたので、納得して移植手術を受けることができました。
術後も丁寧なフォローをしていただき、感謝しかありません。本当にありがとうございました。
お母様：
先生方にも本当にお世話になりましたし、移植コーディネーターの坂本さんにも本当にお世話になり、とても感謝しています。坂本さんがいてくださることで診察の際の緊張感も和らぎましたし、診察後にも必ず出て来て声をかけてくださったので、分からないことを聞くことができ、とても安心感がありました。
ドナーであるお母様への思いを教えてください。
原さん：
高齢にも関わらず、ドナーになってくれたことに心から感謝しています。これからも母が元気に暮らしていけるよう、健康面のサポートをしていきたいです。
現在、移植手術を控えている、または移植手術を検討している方へメッセージをお願いします。
原さん：
移植を検討されている方は、どんな些細なことでも気になることがあれば、先生やスタッフの方に聞き、納得した上で、移植をするかどうかを決めてほしいです。私も移植前は自分でいろいろ調べて不安になりましたが、こちらの先生やスタッフの方々に質問し、教えていただくことで、安心して手術に臨むことができました。先生やスタッフの方々は本当に信頼でき、万全の体制で受け入れてくださいますので、まずは相談してみるのが良いと思います。
坂本コーディネーター：
原さんのおっしゃるように、いろいろと不安がある中で、1人で悩まず、まずは相談にお越しいただきたいですね。
山永先生：
原さんのように、高齢のご両親から腎提供を受けるケースや、60～70代の夫婦間で移植をされるケースなど、高齢ドナーからの腎提供による腎移植は増えています。実際当院でも、今年（2018年）に入ってから70代の夫婦間移植を何組か行っています。
高齢のご夫婦の場合、どちらかが透析導入になると、老老介護の状態となってしまうこともあります。腎移植によって、残りの10年、20年の人生を、介護の必要がなく、夫婦2人で元気に過ごせるようになること自体、大いに意義があると思います。しっかりと検査を行った上で移植手術を行えば、高齢であること自体はあまりハードルにはなりませんので、まずは相談してほしいと思います。
