移植腎を長持ちさせるために
現在、どのようなことが不安ですか。
鍋田さん:
やはり移植腎があと何年くらいもつかが心配ですね。子どものためにもまだまだ働かないといけないので。
尾山さん:
私も同じです。移植者の方は皆それが一番心配だと思います。病院で検査をして診察室に入るとき、いつもドキドキします。
移植した時には、移植腎は永遠にもたないのは当たり前だから、5年くらいもてばいいかなと考えていましたが、やはり診察の際には今でも毎回緊張しますね。
移植腎のためにどのようなことに気を付けて生活していますか。
鍋田さん:
ストレスをためないことが大切ですね。あとはおしっこを我慢しない。睡眠時間をたっぷり取ることです。また、食事は塩分を控えめにするようにしています。
尾山さん:
薬の飲み忘れが絶対にないようにしています。エクセルで管理表を作って、服用したら色を付けています。時間は多少ずれることがあっても、これまで飲み忘れはないですね。
最後に、現在、移植手術を控えている、または移植手術を検討している方へメッセージをお願いします。
鍋田さん:
今は免疫抑制薬も良くなり、移植腎の生着率が向上していますので、もし移植できる条件が整うのであれば、腎移植を受けることをお勧めしたいです。
尾山さん:
私に腎移植について直接聞いてこられる方も多いですし、私の話の影響もあったのか、その後実際に移植をされた方もいらっしゃいます。
移植を希望してもドナーがいらっしゃらない場合もあり、人それぞれ状況は違うと思いますが、もし移植ができる可能性があるのであれば、移植をお勧めしたいです。
また、移植前、移植後に不安なことがあれば、いつでも気軽に患者会に連絡していただき、ご相談いただければと思います。
■熊本県腎移植者の会
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